ワタシノナマエハ…インターミッション編

さてさて、ずいぶんと時間があいてしまった連載なのですケド…

ホントはこんなに長くなるハズじゃなかったんです

青雲編」ってタイトルのついてる記事が思いのほか長くなってしまいそうで、「続く…」なんてやっちゃったのが運の尽きでした

ワタシ、日記とか連載とかはぜ~ったい続かないヒトだったのをすっかり忘れていたのですょ

「思いついた時にちょっとずつ」しかできない体質だったのでした…

でもでも「我ながら、よくもまぁこんなにダラダラと書いたもんだなぁ」と、読み返してみてちょっぴりセルフリスペクトしてたりして(こんなにダラダラ書いたのは卒論以来かな?)

このおはなしは小学4~6年生のころ、お布団にくるまりながらノートに少しずつ書き留めていた断片を、つなげたり組み替えたり取捨選択したりしながら考えていたおはなしだとドコかで書きました

ですから、おはなしの所々にパラレルな物語が存在していたりします

それらパラレルな物語の中からもっとも整合性が高そうで、今のワタシのお好みに合いそうなストーリーを綴ったモノのひとつが、このブログに書き連ねたモノです

パラレルなのを幾つか挙げてみると…

主人公が最初から女の子のバージョンとか(実はこっちの方がおはなし的には無理が少なかったりしてw)

脳移植じゃなくて、メカニカルな少女型アンドロイドに男の子の魂が宿っちゃうバージョンとか

怪我から復帰したカレが大活躍する外伝バージョンとか(おはなし進めていくうちに、実はお兄さんよりコイツの方が動かし易くてスキになっちゃったのでした モデルは白新高校の不知火クンですょ)

当時流行ってた作品の影響をモロに受けて、サイキックバトル編とか(009とか超人ロックとか百億の昼と千億の夜とか、い~っぱいありましたね)

恋の顛末も、お兄さんと結ばれるハッピーエンドなのもあれば外伝のカレとくっついちゃうのもあったし、何もかも失くして死んじゃうバージョンとかいろいろありました

80年代以降の少年マンガはラブコメ全盛でさすがに辟易としちゃいましたけど、まだまだ汗臭い熱血が幅を利かせていたこの70年代後半あたりに、夏祭りエピソードとか、学園祭エピソードとか、クールで無口な転校生(イメージはキャンディに出てきたテリーみたいなヤツなのょ)にココロが揺らいじゃったりのエピソード、とかね

夏祭りエピソードでは、少女少年がカワイイ浴衣に身を包んでお兄さんたちとお祭りにお出かけです

人ごみの中お兄さんとはぐれて困ってたトコで、知りあった観光客の男の子に惚れられちゃったり(少女少年も性別隠す必要がないから女の子モード全開です)、ヤンキーにナンパされて絡まれてるトコをお兄さんに助けてもらったりと盛りだくさんです(ちょっぴり切なくてドキドキな展開もアリ♪)

学園祭エピソードでは仮装部門で無理矢理に出場させられちゃった少女少年が可憐な女の子に大変身

さらにお化け屋敷の暗闇でお兄さんとドキドキ急接近ですです

ホントは物語の大筋を考えてる時よりも、このテのエピソード考えてる時の方がぜんぜん楽しかったし、試合を除けば一番エピソードが多いトコでもありました

そういえば思い出したケド、狂爛怒涛編には実はアダルトバージョンがあって、レイプされちゃうヤツとかもあったのですケドあまりに救いがなさすぎなのでスグ却下でした

アンド゙ロイドのヤツとかは、もっとずーっと子供の頃に見て大好きだったロビンちゃんとか、この頃みんなが見てた「銀河鉄道999」のガラスのクレアあたりの影響かな(ロビンちゃんの動画はホントに少ないんですケド、この下のアイコンをクリックすると「がんばれロボコン」のエンディングの中、激レアな浴衣バージョンのロビンちゃんに一瞬だけ再会できたりします)

<水木一郎:ロボコン音頭>

幾つかあるワタシのハンドルネームにも、ロビンちゃんと硝子のクレアっていうのがあったりするくらい、今でも大好きな女の子たちです

アンドロイドとか機械仕掛けの人形って、与えられたコマンドや設定された目的の遂行に対して愚直な位にけなげで(っていうか、それしかできないんだけど…)、そしてその目的達成のためになら、自らの存在が損壊し消滅するコトすら一顧だにしないトコロが哀しくてステキですよね

ロビンちゃんもクレアも、儚げで物静かで秘めやかでけなげ… 日本古来の女性の美徳である「たをやめ」の具現だと思うんですケド、おかげでハートのど真ん中撃ち抜かれちゃうホドに女の子としての理想形です

それと、ブログの記事では試合のコトはごくあっさりと「辛勝」ってだけ書きましたケド、このあたりにはドカベンの影響とかがモロにありまして、県大会あたりから全国優勝まで、かな~り長いエピソードがいっぱいでした

土佐丸高校みたいエゲツないのとか、ナイトゲームにだけ異様に強いBT学園みたいのとか、炭鉱の町から出場のいわき東高校みたいのとか、たくさんパクらせていただいちゃったw

書いてて気付いたケド、このドカベンの高校編あたりって、まんま「リングにかけろ」の世界大会編とかが影響受けてるっぽいカンジがしますね

土佐丸=イタリア、弁慶=ギリシアあたりに置き換えて読み直してみると、当時の時代の空気みたいのが嗅ぎ取れそうな気がします

当時はそういう「ネタの共有(あえてパクリとは言わないのょ)」みたいのに対して社会が大らかで、いろんな雑誌のいろんな作品でそういう遊びがいっぱいでしたよね

横道にそれ過ぎちゃったかな^^;

でね、次は復活・羽衣編っていうタイトルの予定なんですケド(竜馬が行く~青春の門ときて今度は火の鳥かょ… どうせなら未来編とかヤマト編とかやった後、ブラックゴースト編とか天使編とかもやりたいなw)、ちょっと戸惑ってしまっているのです

少女少年が川原で斃れる狂爛怒涛編のトコまでは、それこそ何度もアタマの中で反芻した記憶が基になった物語なのでほぼ既定路線なのですケド、ここから先はパラレルなおはなしがありすぎて、どのおはなしをつなげていこうか迷うとこなのです

基本的には「人魚姫」ですから、けなげに秘めやかにお兄さんに尽くして悲恋に終わるパターンでいくのですケド…

狂爛怒涛編あたりは小学5年生くらいの頃… つまり第二次性徴が少しずつすすむ時期には、ほぼ完成形にちかい状態の仕上がりでした

ココロと身体がうまく一致しないで揺れていた時期特有の、不安定な心情の吐露みたいなモノだったのかも知れません

少女少年が川原で斃れるトコなんかは、自らの夢が敗北してゆく過程を繰り返し繰り返しなぞって確認するみたいな気分で作っていたような気がします

そして6年生から中学生にあがった頃、望んでいない方向へと日増しに成長していってしまう自分の身体は、夢想の中に身を遊ばせているワタシに「己のココロの在りよう」というモノに対する覚悟を常に迫るようになり、やがてワタシは意識的にこのおはなしを夢想するコトをやめていきました

夢想するコトがあまりに哀しく、みじめに思えるようになったから… かも知れません

「全てを失って死んじゃうバージョン」や「アダルトバージョン」、それからちょっと前の記事で書いた「東北ドサ回り編」あたりはそんな頃に練っていたおはなしで、あらためていま振り返ってみると、自らが産み育てた少女少年を徹底的にボロボロにして消滅させてしまおうとする一種の「自傷行為」みたいな気分で作っていたような気すらします

そんな時期に産み出された復活・羽衣編ですから… 数十年前、側頭葉にある記憶の地層の深層部に埋没させてしまった儚げな輪郭の化石の断片を、地道に丁寧に掘り出してあげなければなりません

ちゃんと泥や汚れを落として、化石の輪郭を明瞭にして、狂爛怒涛編に上手につなげてあげなくちゃね

そうじゃないと、記憶の地層に埋没して「果たされないまま燃え残ってしまった夢物語」の骨を、拾い残してしまう様な気がするんです

また時間があいてしまいそうなのですケド、ガラスの仮面の43巻を待つような気分で(ナニナニ? ダレモマッテネーヨ?) 気長に乞うご期待なのでありますw

5年生の冬… 二月の寒い夜遅くに「そろそろ少女少年の名前も考えなくちゃなぁ」ってお布団の中で思案していたコトがありました

不意に、夏の盛りの頃にベランダに吊るされてそのままになっていた風鈴が、夜風に煽られて不愉快なほどに涼しい音色を奏でました

身も凍るほどに寒い二月の夜に鳴る風鈴の音… それはあまりに場違いで、ソコにあるべきではないモノの様に感じられました

そして、そのとき決まりました

如月鈴音(きさらぎすずね)… 「場違いな者」とか「本来ソコにいるべきではない者」という意味です

おはなしの役回りとしてもピッタリの名前でしょう?

それ以来、おはなしの主人公の名前としてだけではなく、ワタシの初めてのペンネーム兼さいしょのハンドルネームとして長い時間を一緒に過ごしています

ワタシノナマエハ… 如月鈴音です

コメント

  1. ぐー より:

    真冬の鈴の音も素敵だよ^^

  2. すずね より:

    ぐーサマ☆
    おひさしぶりデス
    そして優しいコメントありがとう♪
    たしかに真冬でも、あったかいお部屋で食べるダッツのアイスクリームとか、おいしいですよね
    きっとソコにあるモノ…ソレ自体には本来意味なんてないのでしょう
    意味付けってゆうのは、ソレを見るヒトの心境が勝手に与えるモノですもんね
    閉塞したココロの内圧が暴発する前に、ガス抜きするコトを覚えてしまった現在のインチキなあたしより、当時のあたしは虚無的でネガティブであることに対して純粋だったんでしょうね
    どっちが人間の品位として上なのかは分かりませんケド、あのときのあたしに報いてあげたくなったのが、この連載の発端なのかな
    先行きはまったくの無明の闇の中なのですケド、よかったら…最期まで見届けてあげてください☆

  3. りおな より:

    友達はみんなカレシと一緒でかまってくれません…アタシと遊んでくれる人メール下さい☆ a.a-mai@docomo.ne.jp

  4. すずね より:

    >りおなサマ
    管理人のあたしが正体を把握していないお客サマは、りおなサマが初めてです
    訪れるヒトもまばらな「愚痴の掃き溜め」みたいな僻陬ブログにようこそです
    コメントいただいた記事も、1年以上前の,これまたマニアックな記事へのカキコになってて、ちょっとびっくり
    コメントの内容がまるであたしの心境を代弁しているかのようで、思わずそのままそっくりコピペしてどっかのブログに書き込んじゃおうかと思ったほどです
    遊んでくれるヒト、みつかるといいですね
    追伸
    僻陬ブログですケド、メアド公開にはご注意あれ

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